<プロローグ>
その日、各地の鳥居が一斉に消滅した。
目覚めた主人公は鳥居を戻す旅に出る。
しかし、この仕事は簡単なものではない。
何度も失敗し、その度にリセットを繰り返す。
「やりたくない」という感情は存在しなくて、体が勝手に行動する。
主人公は永遠に繰り返される世界を抜け出すことはできるのか?
<第一章 開始>
想像よりも小さく、改造されたその飛行機で、主人公は各地を旅する。
穴などない場所から電光掲示板が出てくるのだから、どのようにして鳥居を取り出すのかも想像することは難しくないだろう。
機内に存在する「キューブエネルギー」によって順調に鳥居戻しを進めていく。
順調な鳥居戻しの飛行機は、雲の中に突入する。
それから、もう何度繰り返したかわからなくなって来た頃、ついに最後の一つに差し掛かる。
その神社は水上に存在し、すぐ隣には都市がある。
この世界の中でも2番目の効力を誇るその場所の鳥居は、とても大きかった。
<第二章 予感>
夕暮れの中、怪しい組織「カミナシヤ」の巨大飛空艇には、大量の「サクラチェイサー」が準備されていた。
飛空艇から勢いよく発射された「サクラチェイサー」は、海の方へと全速力で向かっていた。
「サクラチェイサー」の大群は道中、主人公の乗る飛行機の横を通り過ぎる。
嫌な予感を感じ取った主人公は、「サクラチェイサー」のうち一つを奪い取り、設定された操縦に身を任せて行き先へと出発した。
<第三章 急変>
予感は的中、彼らの狙いはやっとの思いで設置したあの巨大鳥居だったのだ。
スピードを最大限まで上げ、急いで鳥居へ向かう。そこに到着していたのは、先ほどまで主人公が操縦していた飛行機だった。
飛行機はエネルギーが切れ、間も無く海へと落下した。
これが偶然なのか、意図的なものだったのかはわからない。
「キューブエネルギー」の最後のエネルギーが衝撃によって破裂し、生まれた強力な衝撃波は瞬く間に街を飲み込んだ。
鳥居に近づいていた主人公は、衝撃波の餌食となり、やがて操縦不能となった「サクラチェイサー」に振り落とされ、海へと沈んでいく。
<第四章 救命>
「サクラチェイサー」から落ちてしまった主人公はどんどん海の底へと沈んでいく。
しかし、そこに存在したのは過去の人々が捨てた電光掲示板の数々だった。
電光掲示板たちの不思議な力によって身を持ち上げられた主人公は、・・に発見され、急いで回収された。
<第五章 決戦準備>
科学者である・・の倉庫にあったのは、乗車可能な巨大ラボだった。
主人公と・・はこれに乗り込み、最後の鳥居の防衛へと向かう。
この謎の事件に巻き込まれたのは各地の鳥居だけではなかった。
<第六章 ヨミノ里>
人々が手入れをしなくなり、草木が生い茂り、荒廃していた「ヨミノ里」。
ここは、世界の鳥居とリンクされており、ここに存在する鳥居こそが、この世界で1番の影響力を持つ鳥居だったのだ。
神聖な水が流れるパイプからは赤く光る汚水が流れ、この里のエネルギーである《スイショウノトリイ》にもヒビが入っていた。
この場所の美しさを取り戻すためには、すべての鳥居を明日の12:00までに元通りにしなければならなかったのだ。
<第七章 決戦>
・・の巨大ラボに乗り込んだ主人公たちは、再びあの場所へと戻る。
まるで戦いから街を守るように一面に敷かれた雲の上で、「カミナシヤ」との決戦の火蓋は切られる。
主人公はフラスコのような形状をした発射口から小型飛空艇で敵の飛空戦へと向かう。
しかし、実はすでに巨大ラボは「カミナシヤ」による攻撃を受けていたのだ。ラボは衝撃波を伴う巨大な爆発を起こし、朽ち果てた。「カミナシヤ」の飛空艇はゆっくりと後退していく。
目的は「カミナシヤ」を殲滅することではなかった。
鳥居を守ることだった。
-午後12時、戦いの決着はついたのだった。
全ての鳥居が元通りになったことで、「ヨミノ里」の美しさは元通り。
主人公は力尽きて眠りについてしまう。
あの世界からの光に照らされたブラウン管テレビには、「GAMECLEAR!」の文字が表示されている...
-fin
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